ブレッドボードラジオAVRマイコン入門

BASCOM-AVR LED点滅テスト用回路の製作

 AVRマイコンでLEDの点灯・点滅のプログラムを実験するための回路をブレッドボードで製作しました。

 回路図

 回路は上記の通りです。ICはDIP型20ピンのATtiny26Lです。ポートA(PA0〜PA7)とGND間に8個のLEDと電流制限用の抵抗をつなぎました。LEDの番号はICの端子番号に合わせてあります。この他にAVRライターを接続するためのジャックとリセットスイッチが付きます。AVRライター用のジャックには5PのDINジャックを用いました。ライターにつながる線は6本ですが、5PのDINコネクタは外周のシールド用スリーブにも結線できるので6Pのコネクタとして使えます。

 ライターは別項「USB接続AVRライター」の使用を想定しています。この場合マイコン回路の電源(DC5V)はライター側(パソコン側)から供給できるので、この回路に電源をつなぐ必要はありません。「パラレル接続AVRライター」を使用する場合は、マイコンICのVCC〜GND間に外部からDC5Vを供給する必要があります。

 リセットスイッチは、いったん終了したプログラムを再び最初から実行させるためのものです。リセットスイッチS1を押して放した瞬間にリセットされます。つまりRST端子が「1」から「0」になり、再び「1」に戻る瞬間にリセットが掛かります。AVRライターのコネクタの抜き挿しによってもリセットをかけることができます。また、マイコン回路に外部から電源を供給している場合は、電源スイッチのオンオフによってもリセットされます。ATtiny26LのRST端子はIC内部でプルアップされているとのことで、外部にプルアップ抵抗を接続しなくても動作に支障はありませんでした。

 下に、ブレッドボード上の配線図と試作写真を掲げます。

実体図 写真1

 LEDは角型の小さいものを用い、電流制限用の抵抗(470Ω)をあらかじめハンダ付けしてLEDと一体化しました。こうすればブレッドボード上にコンパクトに並べることができます。このアイディアは「AVR試用記」のまねをしました。

 写真2