ブレッドボードラジオ学研電子ブロック

学研電子ブロック〜低周波アンプ

 学研電子ブロックを使って低周波アンプの実験をしました。マイクからの入力を1石または2石アンプで増幅、さらにICアンプで増幅してスピーカーを鳴らす回路です。マイクはクリスタルイヤホンで代用します。市販のクリスタルイヤホンは耳の中に入れる部分が取り外せるようになっていて、マイクとして用いるときはこの部分をはずして使うのが普通です。しかし電子ブロックのイヤホンは一体型になっていて取り外しができないので、なかなかうまく音を拾ってくれません。

 イヤホンに向かってアーとかウーとか声を出しても、ちゃんと動作しているのかよくわからないので、イヤホンラジオを用意して放送を受信し、下の写真のようにラジオのイヤホンと代用マイクをテープでくっつけて音声を入力してみました。音質はあまり良くありませんが、最低限アンプの動作の確認だけはできます。

 写真1

回路集No.46「自己バイアス1石+ICアンプ (抵抗負荷)」

 マイク入力を2SC1815の自己バイアス1石アンプで増幅し、さらにICアンプを通してスピーカーを鳴らします。上記のような方法でラジオの音声を入れてみたところ、電話のような音ですが一応動作していることは確認できました。ただラジオのボリュームはかなり大きくしないとだめです。それと「ブー」というハム音が耳障りです。特にACアダプタを電源にするとノイズがひどいです。

 試しに、イヤホンとマイクを使わず、ラジオのイヤホンジャックと本器の入力を直接コードでつないでみたところ、ノイズもなくきれいな音で鳴りました。クリスタルイヤホンのコードがハムを拾っているのではないかと思います。このページのアンプは大なり小なりすべてそのような傾向があります。

 図1a

 図1b

回路集No.47「固定バイアス1石+ICアンプ (抵抗負荷)」

 トランジスタの増幅回路を固定バイアスに変えたものです。コレクタ電流が少し増えますが、聞こえ方は同じです。

 図2a

 図2b

回路集No.48「固定バイアス1石+ICアンプ (トランス負荷)」

 コレクタの負荷を抵抗からトランスに変えたものです。元の音が良くないので、違いがわかりません。

 図3a

 図3b

回路集No.73「CR結合2石+ICアンプ」

 マイクアンプをトランジスタ2石式にした回路です。1石式より感度が上がっているはずですが、これもよくわかりません。C2とC3は回路の発振を防ぐために入れてあるのでしょうか。私の実験ではなくても大丈夫でした。コンデンサを取ると音が大きくなります。また、R1+R2はR1 (1MΩ) だけにしてもあまり違いはありません。

 図4a

 図4b

回路集No.89「トランス結合2石+ICアンプ」

 TR1とTR2の間をトランス結合にしたものです。この回路は比較的ハムノイズが少ないように感じました。

 図5a

 図5b

回路集No.68「2石+ICアンプ (直結式)」

 直結式の2石アンプです。TR1のバイアスはTR2のエミッタからかけています。出力はTR2のエミッタから取り出します。TR1のバイアス抵抗R3+R4は、R3 (1MΩ) だけにしても同じです。ブロック配置の都合でたまたまR4が入ったものと思われます。

 図6a

 図6b

 ところで、EX-150復刻版にはコンデンサマイクがあるのに、どうしてこれを使わないのでしょう。変ですね。電子ブロックの古いシリーズの回路をそのまま踏襲したのでしょうか。というわけで、上の回路にコンデンサマイクをつないでみました。これはクリスタルイヤホンの代用マイクと違ってなかなかいい感じです。感度も音質もほぼ満足できます。ノイズもあまり気になりません。

 図7a

 図7b