ブレッドボードラジオ学研電子ブロック

学研電子ブロック〜モールス練習機

 学研電子ブロックを使ってモールス練習機の実験をしました。ブロッキング発振回路の応用例です。キースイッチを押している間だけ「プー」という音が出ます。

回路集No.24「モールス練習機 (イヤホン式)」

 別項「タイプA」のブロッキング発振回路の電源マイナス側にキースイッチをを付けたものです。スイッチを押すと「プー」と鳴ります。周波数は約840Hzでした。かなり大きな音です。

 図1

 下はICアンプをつないでスピーカーが鳴るようにしたものです。周波数は450Hzに下がりました。

 図2a

 図2b

回路集No.51「モールス練習機 (スピーカ式)」

 こちらは「タイプC」 (センタータップを使って発振させる回路) になります。上のものに比べると少し音が小さいです。といっても、ボリュームを上げればうるさいくらいに鳴ります。発振周波数は270Hzで、モールス練習機としては少し低すぎる感じです。R1を560kΩに換えると480Hzになりました。

 図3a

 図3b

回路集No.36「片接地モールス電信機」

 離れた場所と有線で通信するとき、2本の通信線のうちの片方を地面で代用する実験です。回路自体は最初に出たNo.24とだいたい同じです。黄色の接続コード (長さ5m) の一端とイヤホンコードの一端をともに自宅庭の地面に挿して聞いてみたところ、端子間が5m離れていてもまったく問題なく聞き取ることができました。土質にもよるでしょうが、地面は電気をよく通すということを再認識しました。接地端子を直接ショートしたときの発振周波数は390Hzです。

 図4

回路集No.52「片接地モールス電信機 (モニター付)」

 上記No.51のモールス練習機にイヤホンを追加した形です。送信側でも通信内容をスピーカーでモニターできます。発振周波数はNo.51の回路よりほんの少し高くなるようです。

 図5a

 図5b

回路集No.83「光と音のモールス練習機」

 スイッチを押すとブザー音が鳴ると同時に電球が点灯するものです。回路集の本に出ていた回路図は一部誤りがあったので、ブロック配置図をもとに書き直しました。発振周波数は750Hzです。

 図6a

 図6b

 上の回路では音が少し小さいです。これでもボリュームを上げれば十分実用になるのですが、発振出力の取り出し方がちょっと変わっていますね。下は普通のやり方に直したものです。こちらの方がはるかに大きな音が出ます。ブロック配置は右上の部分を少し変更します。

 図7