ブレッドボードラジオ学研電子ブロック

学研電子ブロック〜部品ブロックの種類

 「EX-150復刻版」および「拡張キット光実験60」の部品ブロックの一覧です。部品ブロックは下の写真のごとく、モスグリーンの透明プラスチック製で、内部に部品が入っています。側面には板バネ式の端子があって、隣り合うブロックと接触するようになっています。EX-150復刻版のブロックは刻印が銀色、拡張キット光実験60の部品は刻印が金色です。

 部品ブロックの写真

1. EX-150復刻版の部品ブロック

 EX-150復刻版には35種類、46個の部品ブロックがあります。内訳は次の通りです。

ジャンパー線

 ジャンパー線写真

 ジャンパー線

 ジャンパー線 (リード線) のブロックは5種類14個あります。端子間は0.6mmくらいの径のスズメッキ線で結ばれています。

抵抗

 抵抗写真

 抵抗

 上記は抵抗器のブロックです。全部で8種類です。4.7kΩと10kΩはそれぞれ2個ずつありますが、端子の出方が違います。内部は1⁄4W型のカーボン抵抗です。

メーター用抵抗

 メーター用抵抗写真

 メーター用抵抗

 上記はメーター用の分流・分圧抵抗です。表示は電流値および電圧値になっていますが、内部はカッコ内に記した値の抵抗が入っています。もちろん、普通の抵抗としても使えます。

コンデンサ

 コンデンサ写真

 コンデンサ

 コンデンサは8種類あります。0.1μF以下のものはセラミックコンデンサ、10μFと47μFはケミコンです。「0.005μF」とか「0.05μF」という容量値のコンデンサはいまどき珍しいですね。

ダイオード、トランジスタ

 ダイオード写真

 ダイオード、トランジスタ

 2個のダイオードはいずれもガラス管に入ったゲルマニウムダイオードです。解説書「電子ブロックのひみつ」によると1S426相当品とのことです。トランジスタは、ひとつが2SC945、もうひとつが2SC1815でした。

その他の部品

 その他の部品写真

 その他の部品

 左から4mHのチョークコイル、電球、トランス、キースイッチです。電球は同じものが2個あります。定格は不明ですが、6Vの電源につなぐと35mAほど流れました。トランスは、解説書によると8kΩ : 3kΩだそうです。巻線の直流抵抗を測ってみると、センタータップのある側が120Ω、ない側が370Ωでしたので、タップのある方が3kΩ、ない方が8kΩだと思います。キースイッチは押している間だけ接点が閉じるタイプです。

2. 拡張キット光実験60の部品ブロック

 拡張キット光実験60の部品ブロックは18種類28個です。EX-150と同じものもあります。

ジャンパー線

 ジャンパー線写真

 ジャンパー線

 ジャンパー線ブロックは3種類11個あります。上部の刻印の色が違うだけで、中身はEX-150のものと同じです。

抵抗、コンデンサ

 抵抗写真

 抵抗

 LEDの電流制限用として200Ωの抵抗が3個入っています。50kΩのボリュームはブロック上部からシャフトが出ていて、指で回すことができます。

ダイオード、トランジスタ

 ダイオード写真

 ダイオード、トランジスタ

 ショットキーダイオード、赤・緑・及びフルカラーLED、トランジスタ2SC945、それとフォトトランジスタです。フォトトランジスタはブロック上部に光ファイバーを挿し込む穴が開いています。

その他の部品

 その他の部品写真

 その他の部品

 左からモーター、メロディIC、タイマーIC・555、リレーです。モーターにはカラー円板をはめ込むためのアタッチメントが取り付けられています。メロディICはトランジスタと同じ形の3端子のものです。電源電圧を半分に分圧するための2本の抵抗がICといっしょにブロック内部に収納されています。タイマーICブロックの内部にも、VCC〜GND間に0.1μFのコンデンサが1個入っています。タイマーICの4番ピン (リセット) と5番ピン (コントロール電圧) はオープンになっているように見えます。リレーはコイルの定格がDC5Vのものです。6Vにつなぐと約45mA流れました。接点aはコイルに通電したとき閉じる接点、接点bはコイルに通電したとき開く接点、cは共通端子です。

 ICブロック