ブレッドボードラジオ真空管・再生検波2

6BH6-6AK6 プレート検波2球ラジオ

 6BH6で再生付きプレート検波、6AK6で低周波増幅してスピーカーを鳴らす2球ラジオです。

 6AQ6のときと同様、バーアンテナだけでは音が小さくてちょっと実用になりません。しかし短いワイヤアンテナをつなぐとグリッド検波と同じくらいの音量で聞こえるようになりました。弱い信号に対してはグリッド検波の方が高感度ですが、信号がある程度強い場合はそれほど差はないようです。
 再生量を増やして発振状態に入ると、ブロッキング発振のような「ブルブル・・・」という音が出てたいへん耳障りです。回路をいろいろいじってみましたが、これはどうにもなりませんでした。私が持っている本には、「プレート検波は高周波増幅と併用し、再生はかけない方が良い」と書いてありました。それが賢明かもしれません。

 検波管のカソード抵抗(R1)は、15kΩにしたとき検波出力がもっとも大きくなりました。また、バイパスコンデンサ(C3)は0.1μFが使われることが多いのですが、低音が出ていない感じだったので、少し大きくしました。検波管のサプレッサーグリッド(7番ピン)は、カソードにつないでもアースにつないでも聞こえかたは同じでした。

ラジオの回路図

ラジオの写真

 (2004年8月30日)

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