ブレッドボードラジオ真空管・再生検波1

12AT7単球ラジオ

 双3極管の12AT7を使った単球ラジオを作りました。12AT7は、6C4と6AQ6の中間ぐらいの特性の3極管が2本入った複合管です。片方で検波、もう片方で低周波増幅してスピーカーを鳴らします。聞こえ方は6AQ6-6C4の2球ラジオとだいたい同じです。

 古いラジオ雑誌で双3極管の単球ラジオというと12AU7がよく登場します。今回両者を差し替えて聞き比べてみましたが、12AT7の方が大きな音が出ました。それなのに12AU7による製作例が多いのはなぜでしょう。12AU7は初期のテレビにたくさん使われたとのことなので、値段が安かったのかもしれません。複合管はソケット周りの配線が混雑しますが、1本で2本分の働きをするので、スペースやコストの節約になります。

 回路図

 実体図

 写真

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