(2004年10月16日 初稿)
(2005年4月25日 回路図訂正)
ラジオ関係のウェブサイトで話題になっていたダイソーの100円AMラジオ、遅まきながら私も2003年8月に購入しました。
100円のラジオなんてたいしたことないだろうと思ったら、中身はTR3石式のちゃんとしたスーパーだったので驚きました。感度もなかなかのもので、3日間ほどのワッチで内外の中波局が100局受信できました。ただ、選択度は従来の6石スーパーなどと比べると若干劣るようです。また、いくつかの周波数でビートが出ていました。
プリント配線をたどって中の回路を調べてみましたので、内部の写真とともに下に掲げます。
後で気がついたのですが、回路図中、バリコンのOSC側のアースを忘れていました (2006年4月25日に訂正しました)。また、実体図のバーアンテナの絵が左右逆になってしまいました。リード線の配線は合っていると思います。
受信テストの際には、細かいチューニングがしやすいように、バリコンのツマミを大きいものに取り替えました。ラジオ本体は100円なのに、この改造には270円もかかりました(バリコンの延長シャフトが80円、ツマミが190円)。なんか変・・・。
このラジオはイヤホン専用ですが、スピーカーを鳴らせないか試してみました。上図のように、イヤホン端子にTR用出力トランスを介して8Ωのスピーカーをつないでみたところ、ローカル局ならば十分な音量でスピーカーを鳴らすことができました。出力トランスはST-82(500Ω:8Ω)でもST-32(1.2kΩ:8Ω)でもOKでした。