(2004年9月1日)
12VのB電圧で働く再生検波式の単球イヤホンラジオを作りました。
電源を簡単にするため、ヒーター電圧が12Vの真空管を使いました。最初12AV6で試したのですが、音が小さく、再生のかかりも十分ではありませんでした。それで12BF6に変えてみたところ、まあまあ実用になるラジオができました。12BF6は12AV6と同じ構造の双2極3極管ですが、3極部の内部抵抗が低く、6C4や12AU7と似た特性を持っています。
プレート電圧が少しでも高くなるように、プレートの負荷にはST-30(50kΩ)、高周波のフィルターには2mHのチョークコイルを使いました。真空管(とソケット)以外はすべてトランジスタラジオ用の部品です。
バーアンテナだけでもローカル局はなんとか聞くことができますが、30cmくらいのワイヤアンテナをつなぐと聞きやすい音量になります。アンテナを長くすると遠距離局もけっこう入感しました。
電源は市販のトランジスタ用ACアダプタを用いました。