(2005年6月4日)
LM3909を使って普通の電球を点滅させる実験をしました。
第1図はIC単体で電球を点滅させる回路です。LEDを点滅させるときと少し回路が違います。
470μFのコンデンサをつなぐと、電球が約0.9秒に1回ピカッと光りました。コンデンサの容量を半分にすると点滅周期も半分になります。第1図では電源電圧が6Vなのに8Vの電球を使用していますが、これは手持ちの部品の都合です。本来なら6V球を使うべきでしょう。
電源電圧を6Vにしたのはメーカー資料の回路がそうなっていたからです。電圧を3Vにしてムギ球(3V,30mA)をつなぐ実験もやってみましたが、電球がつきっ放しになって点滅しませんでした。どうしてだめなんだろう。
ブレッドボード上の配線図と写真を下に掲げます。
LM3909の最大定格は6V,150mAです。これよりも電流が多く流れる電球を点滅させる場合は、第2図のようにパワートランジスタを外付けにします。2SD2012のコレクタに2.5V,0.3Aの電球をつないで点滅させてみました。図の定数で点滅周期は約1秒です。第1図の回路と同じく、コンデンサの容量を半分にすると点滅周期も半分になります。
ボード上の配線と写真を下に示します。
第3図は、点滅周期をボリュームでコントロールする回路です。ボリュームのスライダーがプラス側(回路図で上側)へ行くほど点滅が遅くなり、マイナス側へ行くほど点滅が早くなります。試作回路では、約2.5秒に1回の点滅から連続点灯まで変化させることができました。ただ、ボリュームをプラス側へ回しきると電球が消灯してしまいます。
ボード上の配線図と完成写真は下記の通りです。