(2005年10月18日)
たった6VのB電圧で動作する双3極管6GM8を使った単球ラジオを作りました。片方で再生検波、もう片方で低周波増幅してスピーカーを鳴らします。
回路は下記の通りです。出力トランス代用のヒータートランスを除いて、あとはすべてトランジスタラジオ用の部品です。電源は市販の直流電源をつなぎました。
アンテナ端子に2mのビニールコードをつなぐと、スピーカーが静かに鳴ります。再生もちゃんとかかるので選択度は良好です。夜になるとローカル局の隙間で遠距離局もちらほら聞こえました。ただ、周波数が低いところは感度が悪いです (これはB電圧が高くても同じ)。
それにしても、たった6Vでちゃんと音が出るなんて驚きです。
こんな変てこな真空管に目をつけるのは私ぐらいだろうと思ったら、ちゃんと先達がいらっしゃいました。JH1TGG氏のサイト「低電圧動作真空管ラジオ」(現URL不明)に、この真空管を使ったレフレックスラジオが紹介されています。いろいろ参考にさせていただきました。