ブレッドボードラジオ電子工作の基礎知識電子工作関係の参考書

ブレッドボードで始める電子工作

 「ブレッドボードで始める電子工作」は、ハンダ付けのいらないブレッドボードを用いた簡単な電子回路の実験について書かれた本です。、トランジスタ1〜2石のラジオ、ICラジオ、LED点滅回路などが収録されています。以下、目次にそって本書の内容を簡単に紹介します。

  写真5

ブレッドボードで始める電子工作

橋本剛 著
2007年8月発行 B5変形判 146ページ
CQ出版社 定価1890円

「ブレッドボードで始める電子工作」正誤表

第1部 実験を始める前の準備 (p.9)

Section01 ブレッドボードとは
ブレッドボードの構造と使い方、長所、短所。
Section02 部品の予備加工
各部品をブレッドボードに挿しやすいように加工する方法。
Section03 専用シャーシとパネルの製作
ブレッドボードを乗せるアルミシャーシ、および大きな部品を取り付けるパネルの製作。
Section04 テスタと電源器
実験に必要なテスタと直流電源器についての解説。
Section05 部品の数値の読みかた
抵抗器のカラーコード、およびコンデンサ・コイルの容量値の読みかたについて。

第2部 ゲルマラジオ (p.25)

Section06 ゲルマラジオ (p.23)
中波用ゲルマラジオの製作。電灯線アンテナについて。
Section07 短波ゲルマラジオ
FCZコイルを使用した短波用ゲルマラジオ。6〜18MHzが受信できる。
Section08 バイアス電源付きゲルマラジオ
シリコンダイオードや発光ダイオードにバイアスをかけて検波するゲルマラジオ。
Section09 電池管検波ゲルマラジオ
検波に1T4という真空管を使用したゲルマラジオ。フィラメント電源1.5V。
Section10 ゲルマラジオ+ICパワーアンプ。
ゲルマラジオにICアンプをつないでスピーカーを鳴らす試み。
コラム 電気の単位とオームの法則
電子工作でよく使われる単位とオームの法則の公式。

第3部 トランジスタを使うラジオ (p.37)

Section11 トランジスタ検波1石ラジオ (その1)
トランジスタで検波してイヤホンを鳴らす1石ラジオ。2SC1815を使用。
Section12 トランジスタ検波1石ラジオ (その2)
単巻線のバーアンテナと複巻線のバーアンテナの使い分け。
Section13 FET検波1石ラジオ
FET・2SK439Eを使って検波する1石ラジオ。2SK241でも可。
Section14 低周波増幅1石ラジオ (その1)
ゲルマダイオードで検波したあと抵抗負荷の1石アンプで低周波増幅。
Section15 低周波増幅1石ラジオ (その2)
ゲルマダイオードで検波したあとトランス負荷の1石アンプで低周波増幅。ST-30+クリスタルイヤホン。ST-32+マグネチックイヤホン。
Section16 低周波増幅1石ラジオ (その3)
シリコンダイオードで検波する低周波増幅1石ラジオ、およびFETで低周波増幅する1石ラジオ。
Section17 高周波増幅1石ラジオ (その1)
トランジスタで高周波増幅したあとゲルマダイオードで検波してイヤホンを鳴らす1石ラジオ。
Section18 高周波増幅1石ラジオ (その2)
高周波増幅+倍電圧検波回路。
Section19 高周波増幅1石ラジオ (その3)
FETを使って高周波増幅する。コイルを変えて短波ラジオに。
Section20 1石レフレックスラジオ (その1)
抵抗負荷、およびトランス負荷の1石レフレックスラジオ。
Section21 1石レフレックスラジオ (その2)
バーアンテナのタイプによる回路の違いについて。
Section22 1石レフレックスラジオ (その3)
FETを使用した1石レフレックスラジオ3種。
Section23 再生検波1石ラジオ (その1)
FETのドレイン側から再生をかける1石ラジオ。感度・分離が良くなる。
Section24 再生検波1石ラジオ (その2)
FETのソース側から再生をかける実験。
Section25 再生検波1石ラジオ (その3)
FETを使った再生検波式短波ラジオ。4.8〜18MHzが受信できた。

第4部 2石ラジオ (p.71)

Section26 2石イヤホン・ラジオ (その1)
各種2石ラジオの実験。トランジスタ検波+低周波増幅。ダイオード検波+低周波2段増幅。高周波増幅+トランジスタ検波。
Section27 2石イヤホン・ラジオ (その2)
高周波増幅+ダイオード検波+低周波段増幅。高周波増幅+倍電圧検波+低周波段増幅。FETによる高周波増幅+ダイオード検波+低周波段増幅。
Section28 2石レフレックス・ラジオ (その1)
スピーカーが鳴る2石レフレックスラジオ。1.5V電源、および3V電源。
Section29 2石レフレックス・ラジオ (その2)
9V電源2石直結レフレックスラジオ。FETを使用した2石レフレックスラジオ。

第5部 その他のラジオ (p.81)

Section30 LMF501Tイヤホン・ラジオ (その1)
3本足のラジオ用IC・LMF501Tを使ったラジオ「基本回路A」。CR定数による聞こえ方の違いを調べる。
Section31 LMF501Tイヤホン・ラジオ (その2)
上記とは別の回路「基本回路B」を試す。
Section32 LMF501Tイヤホン・ラジオ (その3)
「基本回路C」。イヤホンのつなぎ方いろいろ。
Section33 LMF501T+TA7368P ICラジオ
ICアンプをつないでスピーカーを鳴らす。
Section34 LMF501T+TA7368P IC短波ラジオ
FCZコイルを使って短波を受信。
Section35 LMF501T+バリキャップ・チューニング
バリコンの代わりにバリキャップ・1SV149を使ってチューニング。
Section36 LMF501T+Sメータ
ICのAGC機能を利用してSメーターを振らせる。
Section37 LMF501T+"色Sメータ"
信号強度によってLEDの色が変化する仕掛け。
Section38 LMF501Tとスピーカ・アンプ
1.5V電源でスピーカーが鳴る1石アンプ、および2石アンプ。
Section39 超再生検波FMラジオ
超再生検波方式の1石FMラジオ。2SC1923を使用。ICアンプをつないでスピーカーを鳴らす。
Section40 TA7792P FMラジオ
AM⁄FMラジオ用IC・TA7792Pを用いたFMラジオ。電源電圧は1.5VでOK。
Section41 12BF6単球ラジオ
双2極3極管12BF6を使った再生検波式単球ラジオ。電源電圧は12V。
Section42 12BF6単球ラジオ+ICアンプ
上記にNJM386BDによるICアンプを接続してスピーカーを鳴らす。

第6部 ラジオ以外の電子回路 (p.111)

Section43 水晶発振器を使ったAMトランスミッタ
1.038MHzの3端子水晶発振器とトランジスタ用トランスST-32だけでできる超簡単AMトランスミッタ。ラジオの音声を電波に乗せて飛ばす。ブロッキング発振回路の出力を電波で飛ばす。
Section44 非安定マルチバイブレータによるLED点滅回路
トランジスタ2石式のマルチバイブレータで2個のLEDを交互に点滅させる。2SC1815x2。
Section45 非安定マルチバイブレータによる電子ブザー
上記の回路の発振周波数を上げてスピーカーから音を出す。LED点滅用の回路と組み合わせて救急車のサイレン音を出す。
Section46 3段の非安定マルチバイブレータ
トランジスタ3石の回路で3個のLEDを順次点滅させる回路。各トランジスタのベースにショットキーダイオードをつないだ。
Section47 PUTを使った低周波発振回路
PUT・N13T-1を使ったLED点滅回路と音出し回路。
Section48 弛張発振回路の実験
トランジスタ2石式の弛張発振回路。2SA1015, 2SC1815。LED点滅回路と音出し回路。
Section49 1.5VでLEDを点滅させる回路
弛張発振回路とチャージポンプ回路の組合せ。非安定マルチバイブレータとチャージポンプ回路の組合せ。いずれもトランジスタ2石式。
Section50 トランジスタのコレクタ・エミッタ逆接続の実験
NPNトランジスタ・2SC1815のエミッタにプラス、コレクタにマイナスの電圧をかけて弛張発振をさせる。
Section51 ツインT型発振回路
トランジスタ1個で正弦波を発振する回路。2SC1815。
Section52 LED点滅用IC・M34-2L (その1)
LED点滅用の発振回路を内蔵したIC・M34-2Lの使い方。基本回路。電球を点滅させる回路。LED2個の交互点滅回路。
Section53 LED点滅用IC・M34-2L (その2)
M34-2Lとチャージポンプ回路の組合せ。1.5V電源で赤や青のLEDを点滅させる回路。
Section54 NANDゲートICを使ったLED点滅回路
NANDゲートIC・74HC00を使ったLED点滅回路。LED1個の点滅、および2個の交互点滅。
Section55 トランジスタ・ラジオ用電源器の製作
3端子レギュレータIC・NJM317Fを使った電源器。出力電圧は1.5V〜12Vをスイッチで6段階に切り替える。最大出力電流は0.4A。