前に実験した「2進数表示の周波数カウンタ」のIC3の部分をユニバーサル基板上に組んでユニット化し、全体をコンパクトにしてみました。前の実験で問題になった測定誤差が少しでも改善されるかと期待したのですが、残念ながら何も変わりませんでした。とりあえず経過報告だけします。
上の第1図が基板上に組んだ部分の回路図と写真です。サンハヤトのEG基板を用いて、裏にブレッドボード用のスズメッキ線の端子を出しました。クリア端子とクロック端子はICの下に隠れています。LEDは0.1インチ間隔で並べられる角型の小さいものを使いました。
この基板ユニットを使って試作した周波数カウンタの実体配線図と写真を下に掲げます。回路は前の実験と同じです。大きさが半分になりました。
ついでに回路を少しいじってみました。IC3の基板にはVDDのところに0.01μFのバイパスコンデンサが入っていますが、これを他のICにも付けてみました。結果は、何も変化がありませんでした。
次に、FETのドレインの負荷を抵抗から330μHのコイルに換えてみました。これも変わりばえしません。最高周波数が4096kHzのモードにした場合、水晶発振器をつないだときは正確な周波数を表示します。でもラジオをつなぐと不安定になります。この入力アンプの部分、それからラジオと周波数カウンタの接続方法についてはもっと研究が必要です。
もうひとつ、表示用のLEDのカソードをアースにつなぐ実験もやってみました。これでもほぼ同じように動作しますが、周波数が高いところでの測定誤差が若干増えるような気がします。