新しいラジオの実験のたびに電源回路を組むのは面倒なので、独立した電源器を作りました。小さなヒータートランスが1個だけの簡単なものです。
B電源はAC100Vを直接シリコンダイオードで整流して130V前後の直流電圧を得ています。この方法は安上がりにできる反面、DC出力のマイナス側がACラインの片側と直結されるため、AC電源プラグの極性によってはシャーシに手を触れると感電するおそれがあります。そこでACプラグとコンセントに印をつけて、電源器のマイナス側が常にACラインのGND側とつながるように注意しています。
ヒータートランスは定格が6.3V 1Aのものですが、負荷電流が少ないと電圧が高くなる (0.3Aのとき7.2V、0.6Aのとき6.8Vになる) ので、ボリュームを入れて調節するようにしました。
電源器とラジオ本体との接続には無線機用の4Pマイクコンセントを用いました。
ケースの寸法は間口65mm、高さ50mm、奥行100mmです。
(2004年7月13日)