ブレッドボードラジオ真空管・再生検波2

6AQ6-12AU7 2球ラジオ

 12AU7による低周波2段増幅の実験をしました。検波管は6AQ6です。

 いつもと同じ条件でアンテナ端子に信号を入力したところ、V2のグリッドに0.23V、V3のグリッドに3.22V、プレートに15.6V、スピーカー端子に0.53Vの出力電圧が現れました。6BH6-6AK6 2球ラジオの約2倍の出力電圧が得られます。
 この測定条件は、アンテナ端子に30cm程度のビニール線アンテナをつないで、再生をかけてローカル局を聞いたときと同じくらいです。
 スピーカーを8Ωの抵抗と考えると、出力電圧が0.53Vということは35mWの出力が出ている計算になります。たいしたことないようですが、実際に耳で聞くとかなりうるさい音です。室内で聞く場合、スピーカーの出力電圧は0.1Vあれば実用になります。弱い信号を聞くために余裕を見るとしても0.2Vもあれば十分です。
 出力電圧が0.2Vなら出力電力は5mWということになり、ふつうの真空管ラジオの出力が1W前後であるのに比べるとずいぶん小さな値です。でもこれでも十分な音量で聞こえます。計算が間違っているんでしょうか。もっとも、出力が1Wといっても十分な入力がなければ1W出ないわけですけど。

ラジオの回路図

ラジオの写真

 (2004年8月27日)

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