カソードが共通の複合管6AB8による2段増幅の実験をしました。前段は6AQ6による再生検波です。
6AB8のカソード抵抗は2つに分割し、3極部に2V、5極部に6Vのバイアスをかけています。この方法はH氏のホームページ「ポータブルラジオのページ」を見て知りました。バイパスコンデンサは100μFにしました。これより小さいと「ブルブル・・・」と低い周波数で発振します。
アンテナ端子に30cm程度のワイヤをつなぐと、ローカル局はかなり大きな音で聞こえました。ボリュームを半分くらいに絞ってちょうどいいくらいです。というかボリュームを最大にすると音が歪んでしまいます。
同調コイルには単巻線のバーアンテナPA-63Rを使い、カソードから再生をかけました。再生調節はプレートにつないだバリコンで行ないます。再生はちゃんとかかるのですが、発振状態になると「ビィ〜」と耳障りな音が出ます。
(2004年8月28日)