ブレッドボードラジオ真空管・高一ラジオ

6BJ6-6AQ6-6C4 単同調高一ラジオ

 単同調式の高一ラジオの実験をしました。高周波増幅管はリモートカットオフの6BJ6で、同調回路はグリッド側だけにあり、プレート側はチョークコイルとコンデンサで次段につながっています。検波管は6AQ6、出力管は6C4です。

 高周波増幅段が付いたことで、ローカル局はバーアンテナだけでも十分な音量で聞くことができます。検波管のプレートから同調コイルに再生をかけようと思ったのですが、発振してうまくいかないのでやめました。再生なしでもローカル局どうしの混信はそれほど気になりません。
 プレートに入れるチョークコイル(L2)はインダクタンスが大きいほど感度が良くなるようなので、10mHを用いました。

 高周波増幅管のカソードバイアス電圧をボリュームで変化させて感度を調節します。これで音量の調節もできるので、低周波部の音量ボリュームは省略しました。この感度調節ボリュームは手持ち部品の関係でB型を用いましたが、少し絞るとすぐ音が小さくなってしまいます。C型を使った方が調節しやすいと思います。
 感度調節ボリュームを最大から最小まで変化させたときの各部の電圧と電流は下の表のとおりです。電圧の単位はV、電流の単位はmAです。Ebb1はB電源のフィルター抵抗(R8)の右側の電圧、Ebb2は同左側の電圧です。

VRスライダの位置Ebb1 Ebb2V1V2 V3
EbEg2EkIb Ig2EbIbEb EkIb
アース側 (感度最大)137121 1211211.67.72.5 600.551203.83.8
B電源側 (感度最小)139133 133133140.260.06 640.621324.34.3

ラジオの回路図

ラジオの写真

 (2004年9月14日)

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