「単同調グリッド検波高一ラジオ」の同調コイルをFCZ9MHzコイルに換えて短波を聞いてみました。2mのワイヤアンテナをつなぐと5.7〜18MHzが受信できました。
感度はまあまあといったところです。比較は難しいのですが、高周波増幅なしの再生検波ラジオと同じくらいではないかと思います。
選択度はイマイチです。同一のメーターバンドの局は全部いっしょに聞こえてしまいます。この点は再生検波の方が優れています。
プレートのチョークコイル(L2)は中波のときとは反対にインダクタンスが小さいほど音が大きくなりました。しかしあまり小さくしすぎると発振してだめです。試作機では22μHにしましたが、これでも特定の周波数(7MHzあたり)で発振してしまうので、10kΩの抵抗を並列につなぎました。
(2004年9月17日)