検波と再生を別々の真空管で行なう、いわゆる「セパレート式再生検波」というのを実験してみました。
製作例が少ないので、管種や回路定数は例によって当てずっぽうで決めてしまいました。真空管には12AT7を使いましたが、もっと適当なものがあるかもしれません。
感度は3極管による普通の再生検波と同じです。再生のかかり方も、検波管のプレート電圧を変化させる方式と同じような感じです。
ただ、同調周波数がかなり下がってしまいました。そのためバーアンテナの1〜5間にバリコンをつないでみましたが、これでも受信範囲は540〜1590kHzで、中波帯をすべてカバーできていません。
再生発振が起きる時点の再生管のプレート電圧は、バンドの下端で27V、上端で25Vで、周波数による違いはあまりありませんでした。
(2004年8月23日)