スパイダーコイルを使ったトランジスタ検波1石ラジオを作りました。コイルをはじめとする主要部品は別項「スパイダーコイルを使ったゲルマラジオ」と同じものを使っています。
回路図を左に示します。以前ブレッドボードで実験したものとほとんど同じです。コイルはゲルマラジオ用に作ったものを再利用しました。35回目のタップにトランジスタのベース入力をつないでいます。外部アンテナなしでも小さい音で鳴りますが、1mくらいのワイヤアンテナをつなぐと聞きやすい音量になります。混信はほとんど気になりませんでした。外部アンテナなしで受信するとスパイダーコイルの指向性がよくわかります。なお、科学教材社でもスパイダーコイルを使用したトランジスタ検波1石ラジオのキットを出しています。そちらはコレクタの負荷がトランス(ST-30同等品)になっていました。そのほうが大きな音で鳴るかもしれません。
下に実体配線図を掲げます。トランジスタとCR部品は全部5Pのラグ板に付けたのでごちゃごちゃしてしまいました。電池は単4型です。
(2006年8月24日)