ブレッドボードラジオ真空管・高一ラジオ

6BJ6-6BH6-6C4 複同調プレート検波高一ラジオ

 前作の高一ラジオの検波段をプレート検波にしてみました。

 遠距離受信ではグリッド検波に比べて少し劣りますが、ローカル局を聞いている限りではほとんど違いはありません。15cmのアンテナでうるさいくらいに鳴ります。
 感度ボリュームを上げていくと、グリッド検波のときよりやや早い段階で発振が起きます。最初、プレートのチョークコイル(L2)を小さいものに変えてみたのですが、かえって発振しやすくなったので、L2は10mHのままにして、結合コンデンサ(C3)を5pFに減らしました。

 グリッド検波でもプレート検波でも、複同調の高一ラジオは高感度なので、アンテナ線をつながなくてもローカル局はそこそこの音量で聞こえます。コイルはシールドされていますが、コイルとアンテナ端子をつなぐ数cmのリード線が電波を捉えているのだと思います。

ラジオの回路図

ラジオの写真

 (2004年9月27日)

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