トランジスタを1個だけ使った超再生方式のFMラジオです。ブレッドボードでFMラジオはどうかなあと思ったのですが、すんなりうまくいって、しかもかなり高感度なので驚きました。
アンテナ端子とアース端子にそれぞれ2mくらいのビニール線をつなぐと、地元の局(4局)はすべて受信できました。音量はゲルマラジオよりやや大きい程度ですが、とても安定して受信できます。欠点はザーというノイズが出ることで、これは超再生特有のものだそうです。
トランジスタはfTが550MHzの2SC1923を使いました。2SC1815(fT=80MHz)でも動作しますが、感度がガクンと悪くなります。同調コイルは7mm角のFCZ144、バリコンは20pF2連ポリバリコンの片側を用いました。
使い方は、ボリュームをザーというノイズ(クエンチングノイズと言うらしい)が出る点にセットしておいて、バリコンで選局します。放送がキャッチできたら、再度ボリュームを調節して音が大きくなるようにします。
(2004年10月9日)