12AC6で高周波増幅、12AF6で再生検波、スペースチャージグリッド管の12K5で低周波増幅してスピーカーを鳴らす3球ラジオです。高周波増幅回路の入力側は非同調にしました。検波回路より後ろは前作の「12AF6-12K5 2球ラジオ」と同じです。
高周波増幅が付いたことで、2球ラジオよりも大きな音で鳴ります。受信環境にもよるでしょうが、ローカル局を聞くのなら短いアンテナでも大丈夫だと思います。再生はバンドの上から下までちゃんとかかりました。とは言え、やはり上と下では感度に差があります。
上の回路に先立って、左のような回路を試してみました。同調コイルを直接プレート回路に入れる方法です。こんな回路を気軽に実験できるのも、12V電源のラジオならではです。
感度は上の回路とそう変わりませんが、この回路では再生が十分にかからないので選択度が悪いです。2mのアンテナをつなぐとローカル局どうし混信してしまいました。
(2005年10月28日)