(2006年5月2日)
8Ωの小型スピーカーを4個直列にして "32Ωスピーカー" を作りました。せっかくなので、各スピーカーの接続をスイッチでいろいろ切り替えられるようにしました。全体の大きさは幅124mm、高さ122mm、奥行き40mmです。バッフル面は少し傾斜しています。
回路は下記の通りです。8Ωスピーカー4個の接続を4回路6接点のロータリースイッチで切り替えることで、4〜32Ωのインピーダンスが選択できます。このうち8ΩにはSとQの2つのモードがあって、Sは8Ωスピーカー1個のみ、Qは2個直列にしたものどうしをさらに並列接続しています。
スイッチ部分の配線がややこしいので、各モードでのスピーカーの接続状態を第2図に示します。
実体配線図は下記の通りです。ロータリースイッチ (アルプスSRN2046S) の端子は2段になっていて、S1とS4が前側、S2とS3が後側です。
このスピーカーをダイソーの100円AMラジオにつないでみました。出力トランス経由ではなく、ラジオのイヤホン端子に直接スピーカーをつなぎました。インピーダンスが8Ω (スピーカー1個) では小さくて硬い音しか出ませんが、32Ωにすると十分な音量と良い音質になりました。