(2006年8月30日)
スパイダーコイルを使用した3端子ICラジオを作りました。外部アンテナなしでもよく聞こえます。コイルをはじめとする主要部品は別項「スパイダーコイルを使ったゲルマラジオ」で使ったものを再利用しました。外観の写真を下に掲げます。って、これでは1石ラジオと区別がつきませんね。違うところはアース端子まわりに取り付けた部品なんですが、隠れて見えないし・・・。
回路図は上記の通りです。ごく標準的な回路です。ICはLMF501Tの同等品であるサンヨーのLA1050を用いました。イヤホンはR2の両端につなぎました。ゲルマラジオと同じ筐体に組んだので外部アンテナ端子が付いていますが、ICラジオは高感度なのでスパイダーコイルだけでも十分な音量で聞こえます。混信を減らすため、ICの入力はコイルの20回目のタップにつなぎました。夜間にはローカル局の合間で遠距離局も数多く受信できます。遠距離受信の際にはスパイダーコイルの指向性が威力を発揮します。
下に実体配線図を掲げます。IC周りの部品は5Pのラグ板にまとめました。乾電池は単4型を使用しています。全体の寸法は幅140mm、高さ100mm、奥行き60mmです。