パソコンのパラレルポートに接続するタイプのAVRライターを作りました。USB接続のものよりはるかに簡単です。手持ちのパソコンにパラレルポート(通常はDサブ25ピンのジャック)が付いている場合は、このライターを使えば非常に安い費用でAVRマイコンの実験が始められます。
上に回路図を示します。コネクタと抵抗4本だけです。4本の抵抗は写真のようにDサブコネクタの内部に収納しました。Dサブコネクタのピン番号はどうやって見るのかと思いましたが、現物に小さく書いてありました。AVRマイコンICと接続するコネクタは何でもいいのですが、先に作ったUSBライターに合わせて5PのDINプラグにしました。DINプラグ側の接続順はブレッドボードでの実験に便利なように決めたもので、この通りにする必要はありません。VCCは無接続なので、コードは5本になります。GND(6番)はシールド用のスリーブにハンダ付けしました。
このライターを使用する場合は、AVRマイコン回路にDC5Vの電源をつなぎます。なお、接続コードを長くしすぎると正常に動作しないことがあるとのことです。私は70cmにしましたが、LED点滅のプログラムは問題なく書き込むことができました。デスクトップパソコンの背面にジャックが付いているので、これくらいの長さがないと届きません。
このライターには特別なソフトは必要ありません。BASCOM-AVRのプログラム書き込み機能を使ってそのまま書き込みができます。プログラミングの手順については「パラレルライターを用いたプログラミング」のページを見てください。