AVRマイコンIC・ATtiny26Lのクロック周波数を変更する際のヒューズビットの一覧表です。
発振器の種類・周波数範囲 | ヒューズビット | |
内蔵RC発振器 | 1MHz | 1110 0001 |
2MHz | 1110 0010 | |
4MHz | 1110 0011 | |
8MHz | 1110 0100 | |
外部クロック源(水晶発振器など) | 1110 0000 | |
水晶発振子 | 0.9〜3MHz | 1111 1101 |
3〜8MHz | 1111 1111 | |
セラミック発振子 | 0.4〜0.9MHz | 1100 1011 |
0.9〜3MHz | 1100 1101 | |
3〜8MHz | 1100 1111 | |
外部RC発振 | 0.1〜0.9MHz | 1110 0101 |
0.9〜3MHz | 1110 0110 | |
3〜8MHz | 1110 0111 |
Lowヒューズビットの8桁の数字はそれぞれ下記のような設定をするためのものです。
下4桁、「CKSEL3〜0」はクロック発振器の種類と周波数に関する設定です。「SUT」は、電源を入れたときやリセットしたときマイコンICが動作を始めるまでの時間を設定するものです。上記の一覧表に示したコードは「低速立ち上がり電源」に設定しています。「PLLCK」はIC内部の高速PLLクロックを選択するかどうかの設定です。選択しないときは「1」、選択するときは「0」にします。最上位桁「CKOPT」はICのXTAL1端子とGND間の内部コンデンサ(36pF)を使用するかしないかの設定です。使用しないときは「1」、使用するときは「0」にします。
なお、各桁の数字の意味はマイコンICによって違います。発振器の種類や周波数が同じでも、ICが変わればヒューズビットも変わりますので注意してください。上記の一覧表はATtiny26L専用です。ヒューズビットに関してはまだ不明な点が多く、上記の一覧表も誤りがあるかもしれません。詳しくは「HERO's download」にあるATtiny26⁄26Lの日本語データシート(「tiny26.PDF」)の中の「システムクロックとクロック選択」の項を参照してください。