ブロッキング発振回路と光センサのCdSを組み合わせる実験をしました。明るくなると音が出る、あるいは暗くなると音が出る回路です。
CdSに光をあてるとピーと鳴る回路です。ある程度強い光が必要です。部屋の天井の照明くらいでは反応しません。懐中電灯の光を直接あてるくらいでないとだめです。光が強いほど低い音になります。CdSの代わりに抵抗のブロックを入れてみたところ、1kΩでは音が出ましたが、4.7kΩでは音が出ませんでした。CdSへは赤黒の接続コードで配線します。
下記はトランジスタのベースにCdSを入れてみたものです。この方が感度が良くなります。部屋の照明でも反応しました。CdSの上に手をかざすと音が消えます。
いわゆる「光線銃ゲーム」の受光器になる回路です。懐中電灯の光をあてると「ブー」と鳴ります。上の回路より低い音です。こちらは使用目的からいって、強い光だけに反応するのが正解です。
これは上記とは逆に、暗くなると音が出る回路です。CdSの受光面をふさぐとピーと鳴ります。「明」の状態は部屋の照明でもOKでした。No.104の回路とはC1, R1の値が違いますが、同じにしても問題ありません。多少音程が変わるだけです。
光が弱いときは「キュ〜」という連続音、光が強くなるにつれて周波数が下がり、「キュルルル・・・・」から「キュキュキュキュ」、「キュッキュッキュッキュッ」へと音が変化します。あまり大きな音は出ません。これはTR2のエミッタに80kΩという大きな抵抗が入っているためだと思います。この抵抗がないと暗くしても音が出てしまうので取るわけにはいきませんが、10kΩくらいにすればだいぶ音が大きくなります。
上記と反対の動作です。暗いときは「キュキュキュキュ」、弱い光のときは「キュッキュッキュッキュッ」と鳴きます。懐中電灯で直接照らすと音が消えます。ICアンプへの結合コンデンサ (C4) が10μFに変わっていますが、前と同じ0.1μFにしてもあまり違いはありませんでした。
CdSにあたる光の強さによって発振音が「トトトト」から「ピー」まで変化します。光が強いほど高い音になります。発振回路はこれだけが「タイプC」です。CdSと直列になっている抵抗は、10kΩだけにしても差し支えないと思います。