学研電子ブロックを使ってモールス練習機の実験をしました。ブロッキング発振回路の応用例です。キースイッチを押している間だけ「プー」という音が出ます。
別項「タイプA」のブロッキング発振回路の電源マイナス側にキースイッチをを付けたものです。スイッチを押すと「プー」と鳴ります。周波数は約840Hzでした。かなり大きな音です。
下はICアンプをつないでスピーカーが鳴るようにしたものです。周波数は450Hzに下がりました。
こちらは「タイプC」 (センタータップを使って発振させる回路) になります。上のものに比べると少し音が小さいです。といっても、ボリュームを上げればうるさいくらいに鳴ります。発振周波数は270Hzで、モールス練習機としては少し低すぎる感じです。R1を560kΩに換えると480Hzになりました。
離れた場所と有線で通信するとき、2本の通信線のうちの片方を地面で代用する実験です。回路自体は最初に出たNo.24とだいたい同じです。黄色の接続コード (長さ5m) の一端とイヤホンコードの一端をともに自宅庭の地面に挿して聞いてみたところ、端子間が5m離れていてもまったく問題なく聞き取ることができました。土質にもよるでしょうが、地面は電気をよく通すということを再認識しました。接地端子を直接ショートしたときの発振周波数は390Hzです。
上記No.51のモールス練習機にイヤホンを追加した形です。送信側でも通信内容をスピーカーでモニターできます。発振周波数はNo.51の回路よりほんの少し高くなるようです。
スイッチを押すとブザー音が鳴ると同時に電球が点灯するものです。回路集の本に出ていた回路図は一部誤りがあったので、ブロック配置図をもとに書き直しました。発振周波数は750Hzです。
上の回路では音が少し小さいです。これでもボリュームを上げれば十分実用になるのですが、発振出力の取り出し方がちょっと変わっていますね。下は普通のやり方に直したものです。こちらの方がはるかに大きな音が出ます。ブロック配置は右上の部分を少し変更します。