学研電子ブロックで双安定マルチバイブレータの実験をしました。スイッチのチョイ押しで回路の状態を切り替えることができます。
押しボタンスイッチが2個あります。SW2をチョンと押すと電球が点灯します。続いてSW1をチョンと押すと消灯します。2個のスイッチを交互に押すたび、電球が点いたり消えたりします。R1と電球を入れ替えると、SW1を押すと点灯、SW2を押すと消灯という動作になります。実験では、接続コード (テスター棒でもよい) の片方のチップをC1のプラス側に挿し、他方を電源のプラスまたはマイナスにチョンとふれることで押しボタンスイッチの代わりにしました。
No.80の回路の電球をLEDに換えたものです。動作は同じです。LEDは完全には消灯しません。
TR1のコレクタにも電球をつないだものです。SW1をチョンと押すと電球1が点灯、続いてSW2をチョンと押すと電球1が消えて電球2が点灯します。
No.143の回路のLED版です。R1とR6がやや大きいですが、両方とも200Ωにしたほうが点灯・消灯がはっきりしてわかりやすいと思います。
CdSに強い光があたると電球が点灯します。SW1をチョンと押すと消灯します。一瞬だけ光があたっても電球は点灯します。いったん点灯すると、スイッチを押すまで消えません。
上記を参考にして、電球2個の交互点灯回路のバリエーションを考えました。No.143の回路より少ない部品で動作します。SW1をチョンと押すと電球2が点灯、続いてSW2をチョンと押すと電球2が消えて電球1が点灯します。
マイクに向かって声を出すとLEDが点灯します。SW1をチョンと押すと消灯します。回路集にも書いてありますが、この回路は非常に高感度で、ささやき声やほんのちょっとした物音にも反応して電球が点灯します。R2を560kΩに換えると感度が下がり、人の声くらいでは反応しなくなります。この場合、マイクの前で手をポンと叩くと電球が点灯します。コンデンサマイクにはプラスマイナスの極性がありますので注意してください。