ブレッドボードラジオ学研電子ブロック

学研電子ブロック〜無安定マルチバイブレータ (その3)

 無安定マルチバイブレータとCdSを組み合わせる実験をしました。光の強さによって電球の点滅をコントロールする回路です。

回路集No.110「強い光をあてると豆球が点滅する回路」

 懐中電灯の光を至近距離からCdSにあてると電球が点滅を始めます。周期は約1.3秒で、点灯時間の短い点滅です。C1とC2を入れ替えると消灯時間の短い点滅に変わります。C1, C2ともに10μFにすると点滅周期が0.3秒くらいになりました。光が弱いときは消灯しています。

 図1

回路集No.111「光が弱くなると豆球が点滅する回路」

 上記と逆の動作をする回路です。CdSに強い光をあてると点滅が止んで消灯します。光が弱いときは約0.6秒周期で点滅します。点灯時間の短い点滅です。

 図2

回路集No.112「明るさによって点滅速度が変化する回路」

 CdSにあたる光が強いほど点滅周期が短くなる回路です。周期とともに、点灯時間と消灯時間の割合も変化します。懐中電灯の光を直接あてたときは0.3秒周期でパッパッと光ります。点灯時間の短い点滅です。一方CdSの受光口を手でふさいだときは、周期は3.6秒になりました。こちらは消灯時間の短い点滅です。つまり3.6秒に1回、一瞬だけ消灯します。

 図3

回路集No.113「明るさによって音色が変化する回路」

 CdSにあたる光の強さによってブザー音の高さが変化する回路です。光が強いほど高い音になります。実験では真っ暗にしたとき60Hz、強い光をあてたとき1200Hzでした。音色も変化するのかもしれませんが、耳で聞いてもよくわかりません。例によってICアンプの前にコンデンサが2個付いています。C3 (0.005μF) をショートすると少し高い音になります。C4 (10μF) をショートしても何も変化がありません。

 図4a

 図4b