ブレッドボードラジオ学研電子ブロック

学研電子ブロック〜ダイオード検波1石ラジオ

 学研電子ブロックを使って、ダイオード検波1石ラジオ、およびその後ろにICアンプが付いたラジオの実験をしました。

回路集No.7「ダイオード検波1石ラジオ」

 ゲルマニウムダイオードで検波したあと、トランジスタで低周波増幅してイヤホンを鳴らすラジオです。60cmのアンテナ (赤い接続コード) をつなぐと小さい音で聞こえました。イヤホンはR2 (4.7kΩ) の両端につなぐこともできます。

 図1a

 図1b

回路集No.19「ダイオード検波1石ラジオ (トランス式)」

 トランジスタのコレクタの負荷の一部がトランスになった回路です。

 図2a

 図2b

回路集No.39「トランジスタ検波1石+ICアンプラジオ (固定バイアス)」

 上記No.7のラジオにICアンプをつないだ形です。十分な音量でスピーカーを鳴らすことができます。ここまでの3種の回路はトランジスタの出力側のバイパスコンデンサ (C2) の容量がそれぞれちがいますが、聞こえ方にそれほど違いはありません。容量を大きくすると若干柔らかめの音になります。

 図3a

 図3b

回路集No.40「トランジスタ検波1石+ICアンプラジオ (自己バイアス)」

 上記のラジオのコレクタにトランスを入れたものです。イヤホンで聞いたときはわかりませんでしたが、スピーカーで聞くと、トランス式は少し硬い感じの音です。

 図4a

 図4b

 ところで、トランス負荷のラジオでわざわざ抵抗を直列に入れているのはなぜでしょう。何かの原因で電流が流れすぎたときトランジスタを保護するためでしょうか。試しに、コレクタの負荷をトランスだけにした回路を実験してみました。これでも聞こえ方は変わらないように思います。

 図5a

 図5b

検波回路を独立させる

 これまでの回路はすべて検波ダイオードの前からバイアスをかけています。こうすると検波ダイオードのはたらきが良くなって感度がアップするそうです。ちなみに、下記は検波回路を独立させてトランジスタにだけバイアスをかける回路です。私の耳では、両者の違いがよくわかりません。

 図6a

 図6b