ブレッドボードラジオ真空管・再生検波1

6BM8 単球ラジオ

 3極5極管の6BM8を使った単球ラジオです。3極部で再生検波、5極部で電力増幅をします。

 5極部の増幅度が高いので、双3極管ラジオより大きな音が出ます。いつもの条件で発振器から900kHzの変調波を入れたときの出力電圧は、5極部のグリッドが0.17V、プレートが2.93V、スピーカー端子が0.07Vとなりました。5極部の増幅度(スピーカー端子まで)は0.41倍で、6AK6をかなり上回っています。バーアンテナだけではそこそこの音量ですが、外部アンテナをつなぐとスピーカーがガンガン鳴ります。5極部のプレート電流は19mA、スクリーン電流は3.5mAになりました。

 6BM8は昔のラジオ雑誌によく登場する真空管ですが、現在ではかなり高価です。ヒーター電力も大きいし、ラジオに使うにはちょっともったいない気がします。

単球ラジオの回路図

単球ラジオの写真

 (2004年7月23日)

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