双2極3極管の6AQ6で再生検波、6C4で低周波増幅してスピーカーを鳴らす2球ラジオです。6C4で検波するよりも感度が上がります。ローカル局は30cm程度のアンテナ線をつなげば実用になります。電波の強い場所ならバーアンテナだけでOKかもしれません。
この程度のラジオでは電源のハムはほとんど気になりませんが、ACラインからのノイズが少し出ます。「ジー・・・プツプツ・・・」といった感じのノイズが断続的に聞こえます。調べてみると、トイレの温水便座に付いているサーモスタットが犯人のようです。市販のノイズフィルタなどを試してみましたが、効果はありませんでした。このノイズはゲルマラジオに電灯線アンテナをつないだときにも聞こえるので、かなり強いものだと思います。
検波管のプレート負荷抵抗(回路図R3)を220kΩにすると出力電圧が若干大きくなります。ただ普通に耳で聞いている限りではそれほど違いは感じません。
(2004年7月12日)