6BJ6-6AK6 2球ラジオ
6BJ6で再生検波、6AK6で低周波増幅してスピーカーを鳴らす2球ラジオです。ブレッドボードではなく、アルミシャーシに組んでみました。電源回路は付いていませんので、電源器をつないで聞きます。回路は前に実験した6BH6-6AK6 2球ラジオとだいたい同じです。コイルは「あさひ通信」のバーアンテナSL-50GT、同調バリコン(VC1)は270pFのポリバリコン、再生バリコン(VC2)はスーパー用2連ポリバリコンのアンテナ側(160pF)を使用しました。出力トランスは6.3V-0.5A CT付のヒータートランスで代用しました。
アンテナ端子に1mのビニール線、電源ジャックに「真空管ラジオ用電源器(その1・改)」をつないで聞いてみたところ、ローカル局も遠距離局もよく聞こえました。アルミシャーシに組んだせいか、ブレッドボードのときよりもノイズが少ないように感じます。電源部分がないのでサイズは幅120mm、高さ110mm、奥行80mmとコンパクトです。なお、下の実体配線図で音量ボリューム(VR)の端子の配線が逆のように見えますが、端子が上(シャーシ底面から見て奥)になるように取り付けてあるのでこのようになります。
(追記 2006年10月29日)
再生バリコンの容量の小さいところで再生発振が起きてしまって調節しずらいので、2連バリコンのOSC側(60pF)に接続変更しました。回路図、実体配線図とも訂正しました。
(追記ここまで)
本機の製作に使用した部品は下記の通りです。
- V1 真空管 6BJ6 1本
- V2 真空管 6AK6 1本
- OPT ヒータートランス 6.3V 0.5A CT付き (S.E.L. SP-6305) 1個
- L バーアンテナ SL-50GT (あさひ通信) 1個
- VC1 同調バリコン 270pF ポリバリコン 1個
- VC2 再生バリコン 160pF+60pF 2連ポリバリコン 1個
- C1 セラミックコンデンサ 10pF 50V 1個
- C2 セラミックコンデンサ 120pF 50V 1個
- C3 セラミックコンデンサ 0.001μF 500V 1個
- C4 セラミックコンデンサ 0.1μF 500V 1個
- C5 セラミックコンデンサ 150pF 500V 1個
- C6,C8 セラミックコンデンサ 0.01μF 500V 2個
- C7 電解コンデンサ 22μF 16V 1個
- C9 電解コンデンサ 22μF 160V 1個
- VR 可変抵抗器 500kΩ A型 1個
- R1 カーボン抵抗 1.2MΩ 1⁄4W 1本
- R2 カーボン抵抗 12kΩ 1⁄4W 1本
- R3 カーボン抵抗 1MΩ 1⁄2W 1本
- R4 カーボン抵抗 220kΩ 1⁄2W 1本
- R5 カーボン抵抗 680Ω 1⁄2W 1本
- R6 酸化金属皮膜抵抗 1kΩ 1W 1本
- SP スピーカー 66mm 8Ω 1個
- 真空管ソケット mT7ピン用 2個
- マイクコンセント 3P 1個
- ターミナル 赤 1個
- ツマミ 33mm 1個
- ツマミ 24mm 2個
- ポリバリコン用延長シャフト 2個
- 平ラグ板 8P 1枚
- 穴あきプリント基板 70x20mm 1枚
- 金属スペーサー 10mm 4個
- アースラグ 7個
- ハトメラグ 7個
- アルミシャーシ 120x80x40mm (リードS-10) 1個
- アルミ平板 120x110x0.8mm 1枚
- 配線材、ビス、ナット 適宜
- (2006年10月27日 初稿)
- (2006年10月29日 再生バリコンの接続変更)