明るくなると鳴るラジオ、水位報知機付きラジオなどの実験をしました。1石または2石レフレックスラジオとセンサーを組み合わせた形です。
電源回路の途中にCdSが入っていて、明るくなると鳴り出すラジオです。CdSに部屋の照明があたると小さい音で、懐中電灯の光を直接あてると大きい音で鳴ります。ラジオの回路はトランス結合の1石レフレックスです。
上記とは逆に、CdSにあたる光をさえぎると鳴り出すラジオです。こちらはCR結合の2石レフレックスです。TR1のベース抵抗と並列にCdSが入っています。2石レフではICアンプの入力が大きすぎるのか、音量ボリュームを上げると音が歪む感じです。
下記は1石レフレックスにしたものです。少しボリュームを上げればこれでも実用になります。
検知端子が水にふれると「プー」と鳴るラジオです。ラジオを聞きながらでも、雨が降り出したことやお風呂がいっぱいになったことを知ることができるというしかけです。ラジオはトランス結合の2石レフです。TR2のエミッタに発生する電圧の一部をTR1の入力に戻して発振を起こしています。
「ラジオから流れる歌声といっしょに歌える」という回路なんですが、どうもあまり芳しくありません。マイクミキシング用のコードをつなぐとラジオの音が小さくなり、また「ブー」というノイズが出ます。キースイッチSW1を押すとさらに音が小さくなります。マイクに向かってしゃべるとスピーカーから声が聞こえますが、ラジオの音が小さいのでバランスが悪いです。もう少し改善の余地がありそうです (って何も試していませんが)。
電波の強さをメーターの振れで表わす回路です。正確には電波自体の強さではなく、低周波出力の大小 (音の大きさ) によってメーターが動きます。針の振れ方は無信号時がもっとも大きく、音が大きくなるにしたがって左側へ振れます。
下の回路図とブロック配置図は本体に元から付いているメーターを使うときのものです。私はメーターを別のものに取り替えたので、それに合わせてR7を47kΩに変更しました。無信号時には針が60%くらいのところまで振れました。放送を受信して大きな音を出すと振れがゼロに近くなります。私のところでは外部アンテナなしでもメーターの針はけっこう動きました。なお、イヤホンは放送をモニターするためのものですが、音質はイマイチです。
下記はICアンプをつないでスピーカーが鳴るようにしたものです。イヤホンで聞くより若干音が良くなるような気がします。電源プラス側の10kΩは省略しました。